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先輩たちの声

ご利用者の“想い“に寄り添う介護を目指して

藤田 聖也(ふじた せいや)

宮城県小牛田農林高等学校卒業

学校法人北杜学園仙台医療福祉専門学校社会福祉学科卒業

平成29年/
社会福祉法人田尻福祉会入社
特別養護老人ホームかごぼうの里配属

「福祉の仕事についたきっかけ」

私には失語症と右麻痺があり、介護が必要な祖父がいました。ある休みの日に私の運転で一緒に海へ行った際、食べることが好きな祖父が慣れない左手を使いながら美味しそうにご飯を食べる姿を見て、とても嬉しい気持ちになったことを覚えています。
その後、専門学校に進学し福祉に関する知識と技術を学んだ事により、身体介助など祖父に対して出来る事が増えました。祖父と過ごすなかで、施設のご利用者にも祖父と同じように生活の中に楽しみを持ち、笑顔で過ごしてほしいと思うようになりました。特別養護老人ホームやグループホーム、デイサービスといった様々な施設があり、より多くの現場経験が積めることに魅力を感じ、田尻福祉会に入職しました。

「実際に働いて」

ある日、祖父と同じ失語証を持つご利用者が入所されました。言葉が上手く話せないため何を伝えたいのか理解できず、泣かれてしまうことが何度もありました。質問の仕方を変えたりしながら何度も声がけをして「トイレ」など少しずつ伝えたいことが分かるようになった時は、とても大きい喜びを感じました。その後、名前もとはいきませんでしたが、顔を覚えてくれました。ご利用者の持つ想いに寄り添い、一つでも多くその想いが叶えられるよう支援していく事にやりがいを感じています。その想いが少しでも叶えられた時に見せるご利用者の笑顔はとても素敵で、この仕事をしていてよかったと改めて感じる瞬間でもあります。
ご利用者一人一人が持つ想いに寄り添うために、その人の事を理解し、その人に合わせた工夫をしながら関わっていく事が大事であると感じました。

「これから」

将来的には、相談援助の仕事を行う事が目標です。介護の悩みを抱える家族が気軽に相談しやすい環境をつくり、相談や悩みに耳を傾け、アドバイスをしたりしながら、ご利用者とご家族がより良い生活を送れるよう「相談員」の立場から関わっていきたいと思っています。ご利用者やご家族から「何でも相談出来る心強い人」と思ってもらえるような相談員になれるよう、現場経験を積み重ねていき、知識や技術の向上に取り組んでいきたいと思います。

家族に、職場の先輩ママに支えられて

竹ノ内 季美恵(たけのうち きみえ)

宮城県加美農業高等学校卒業

平成19年/
社会福祉法人田尻福祉会入社
スキップデイサービスセンター配属

平成30年/
スキップデイサービスセンター
副主任生活相談員兼介護職員就任

「福祉の仕事についたきっかけ」

私には同じ誕生日の大好きなおじいちゃんがいました。おじいちゃんは右腕が不自由で小さい時はいつも髭剃りを手伝っており、いつも「大きくなったら、看護師さんになるんだよ」と言っていました。
高校卒業後、接客業などを経験しましたが、おじいちゃんが亡くなったことをきっかけに看護師にはなれなくても、人から感謝される仕事がしたいと考えて福祉、介護の仕事があることを知り就職しました。知識も全くないところからのスタートだったので、毎日が勉強になることだらけでした。失敗することやへこむこともありましたが、ご利用者からの「ありがとう」「あなたでよかった」との声に励まされ、訪問入浴、ヘルパー業務を務めて、結婚し田尻へ来たことをきっかけに田尻福祉会へ入職しました。

「子育てとの両立」

入職当初は4時間パートでした。子供も小さかったので夫や家族の協力を得ての勤務でした。子育てとの両立は大変でしたが、朝早く出勤するときは窓から「いってらっしゃーい」と小さな手を振る子供に励まされ頑張っていました。
小さい頃は熱を出すことも多く勤務を休むことが月に何度もありました。ですが、職場には子育て経験豊富な方が多かったので、「大丈夫!気にしなくてもいいよ」と言ってくれたので安心して子供につきそえられました。また、子育ての悩みや私の私生活の悩みまで聞いてくれアドバイスもくれたりと、周りの方々に助けられて今日まで務めることができたと思います。子供が大きくなった今でも呼び出しの連絡が来たりしますが(笑)、現在も周りの職員さんは「早く行ってあげな」と笑顔で送り出してくれることに感謝しています。
私が受けた恩恵を今後は今からの子育て世代の方々へ還元できればと思います。

「これから」

仕事に対しての私の基本的理念「常に笑顔で楽しければ、周りも楽しい!」を心掛けて、ご利用者の笑顔を見れることがうれしいので楽しく続けていきます。
最近下の子に「大きくなったらお母さんみたいに、ぴっちゃんたちのお世話をしたい」と言ってくれました。その言葉に恥じないよう、今後も「ありがとう」と言われるような介護を行ってまいります。

心温まるご支援、いつもありがとうございます

髙橋 里江(たかはし さとえ)

宮城県涌谷高等学校卒業

福島女子短期大学秘書科卒業

平成14年/
社会福祉法人田尻福祉会入社
大貫デイサービスセンター配属

平成15年/
大貫デイサービスセンター
副主任介護職員就任

平成27年/
スキップケアプランセンター
主任介護支援専門員就任

平成29年/
認知症高齢者グループホームひだまり
係長に就任

令和3年/
サービス3課長に就任

「福祉の仕事についたきっかけ」

私は短期大学卒業後に福祉とは全く関係のない事務の仕事に就きました。ある日、居住地区の回覧でヘルパー資格取得の案内があり、軽い気持ちで申込みました。そこで福祉の世界の広さ・奥深さを知り、福祉の仕事に転職することを決めました。
最初は、デイサービスの介護職員として始まりました。未経験で緊張の毎日でしたが、ご利用者に笑顔で「ありがとう」と言われると、とても嬉しく人の役に立っている実感が湧きました。その後は、ケアマネジャーやグループホームでの経験も積み、私たち介護の専門職が関わる事で、その方の人生がさらに充実したものとなることを学びました。また、職場の仲間にも支えられ、楽しくやりがいのある仕事に関われて良かったと思っています。

「地域との関わり」

私たち福祉の仕事は、ご利用者やそのご家族を始め、ボランティアの方々、民生委員、区長など多くの地域の方々に支えられています。お花見会や夏祭り、敬老会等の行事の手伝いや交流、環境整備や掃除、演芸や生け花等、数えきれないほどの協力をいただいています。また、地域の幼稚園や小学校の子供たちとの交流も盛んでご利用者の方々に喜ばれています。
特に私は、生まれも育ちも地元田尻なので、この仕事をするようになり今まで以上に地域の皆様に声をかけてもらったり、支えられていると感じることがたくさんあります。感謝すると共に、地域と共に歩んでいることの大切さをかみしめ少しでも恩返ししていけたらと思います 。

「これから」

介護の基本を忘れず相手の気持ちに立って考え、笑顔でコミュニケーションを図り、ケアを正確に、丁寧に行なうことを心がけていきたいと思います。また、新しい知識や技術を吸収して自己成長を目指し、そうして得たものを、介護をしているご家族や介護の仕事を志す後輩に向けて伝えていきたいです。
さらに地域に根差した田尻福祉会のサービスをより多くの人に知ってもらい、同僚と助け合いながらご利用者の暮らしを支え、より良い人生の記憶に残れること、そんなことを誇れる介護の仕事を志していきたいと思います。